2021年度も立派な狭山茶が完成したぞぃ!
これは今までで一番いい出来かものぅ。はっはっは。
おっと失敬、これは2020年度のお茶に失礼じゃな~♪
なんじゃとぉ!?2020年度のお茶も負けてはおらんぞ!
ええい、どちらがよりおいしい狭山茶が作れたか、比べてみようじゃないか!いざ、尋常に勝負~~~!!!
いぶき(さやまかおり)
2020
〈味〉
さやまかおり品種らしい独特の苦味・渋みをしっかりと感じられる味わいで、あと味に甘みが残る。
〈色〉
中蒸し~深蒸しで、やや黄色みを帯びる緑の濃い濁りある色合い。
〈香り〉
さやまかおり品種独特の個性的な香りを感じられるが、相対的に控えめ。
〈見た目〉
摘栽期が少し遅れたため、やや大柄な茶葉が多く、形も相対的にやや不均一。
2021
〈味〉
前年以上にさやまかおり品種の個性が引き出された、独特の香り高さと苦みを感じる目の覚める味わい。
〈色〉
前年同様、中蒸し~深蒸しで濁りのある濃緑色。やや黄色みを帯びる。
〈香り〉
さやまかおり品種独特の香り高さを前年以上にしっかりと感じられる。
〈見た目〉
形が揃い、しっかりとした細よれの茶葉で、例年より強い光沢がある。
味
色
香り
見た目
のどか(やぶきた)
2020
〈味〉
やぶきた品種のほどよい甘みと苦みの同居する緑茶らしい味わい。
〈色〉
蒸しは中蒸し~深蒸し、火入れは弱めで、みどりみの強い色合い。
〈香り〉
やや甘みのあるフルーティーな香り。立ち上ぼる香りはやや控えめ。
〈見た目〉
細かく砕けた茶葉もあるが、総じて細よれで艶のある見た目。
2021
〈味〉
低温でじっくり火入れしたことで甘みがつよく、すっきり優しい味わり。
〈色〉
蒸しは前年同様、火入れを低めの温度で長めに行ったため、やや黄金色。
〈香り〉
甘く、若草のような香りが立ち上る。相対的にしっかりと強く香る。
〈見た目〉
やや光沢が弱いが、形は細よれで良質。細かい芽茶を相対的に多めに含む。
味
色
香り
見た目
さくや(ブレンド)
のどか(やぶきた)
2020
〈味〉
お茶単体で楽しめる、トータルバランスのよい味わい。後味にしっかりとあまみが残る。
〈色〉
中蒸し~深蒸しで、濃い黄緑色。濁りのあるしっかりした色合い。
〈香り〉
やや控えめだが、オーソドックスな日本茶らしいよい香りが立ち上る。
〈見た目〉
ブレンドに伴い茶葉形状のトータルバランスがよくなる。見た目の色合いも深く落ち着く。
2021
〈味〉
トータルバランスがよく、口にいれた瞬間にあまみを感じ、ほどよい渋み・苦味が出た後、後味にあまみが残る。
〈色〉
中蒸し~深蒸しで濁りがある。相対的に緑みが強く、水色が美しい。
〈香り〉
甘みを感じるやぶきたの香りとさやまかおりの個性的な香りがバランスよく調和され、例年より香り高い。
〈見た目〉
しっかりとした細よれの茶葉で、形状のバランスが良い。色合いも鮮やかで、例年より光沢がある。
香り
見た目
色
味
かえで(和紅茶)
2020
〈味〉
口に入れた瞬間にしっかりとした甘み、かすかな酸味と爽やかな渋みを感じる味わい。
〈色〉
茶色みの強い、しっかりとした濃い水色。相対的に色合いが濃い。
〈香り〉
お湯を注いだ瞬間にわかる、甘く華やかないい香りが立ち上る
〈見た目〉
茶葉の形状をそのまま残し、1つ1つの茶葉が大きく、淹れると元の葉の形状に戻る。
2021
〈味〉
しっかりとした甘みがありつつ、渋みのないすっきりと飲みやすい味わい。
〈色〉
透き通るような、美しい茶色い水色。相対的に色合いが薄い。
〈香り〉
前年同様、お湯を注いだ瞬間にわかる、甘く華やかないい香りが立ち上る。
〈見た目〉
茶葉が粉砕され、細かい。1つ1つの茶葉が相対的に小さく、お湯を入れた瞬間に茶葉がしっかりと踊る。
香り
見た目
色
味
ひより(火入れ茶)
2020
〈味〉
苦みはほぼなく、甘みを中心とした香ばしい味わい。少し若葉様の青みが感じられる。
〈色〉
火入れが強いため、上級煎茶に比べて黄色みが強い。透き通った黄金色。
〈香り〉
お湯を注いだ瞬間、甘みをおびた香ばしい火香(ひいか)が立ち上る。どこか懐かしさを感じる香り。
〈見た目〉
一番茶で出る頭茶(大柄な茶葉)をそのまま使い、全体的に茶葉は大きく、不均一。茶葉は全体にやや黄色みがある。
2021
〈味〉
香ばしくすっきりとした甘み、爽やかでかすかな苦みがあり、非常に飲みやすいどこか懐かしい味わい。
〈色〉
例年同様の火入れを実施しており、透き通った黄金色の水色。
〈香り〉
甘みをおびた香ばしい火香(ひいか)が例年より強く立ち上る。その個性であるどこか懐かしさを感じる香りは同様。
〈見た目〉
一番茶の頭茶からさらに不均一な茶葉を取り除き、全体的に大柄ながら均一性がある。前年同様茶葉はやや黄色みがある。
香り
見た目
色
味
ほのか(茎ほうじ茶)
2020
〈味〉
苦みはほぼなく、甘みを中心とした香ばしい味わい。少し若葉様の青みが感じられる。
〈色〉
火入れが強いため、上級煎茶に比べて黄色みが強い。透き通った黄金色。
〈香り〉
お湯を注いだ瞬間、甘みをおびた香ばしい火香(ひいか)が立ち上る。どこか懐かしさを感じる香り。
〈見た目〉
一番茶で出る頭茶(大柄な茶葉)をそのまま使い、全体的に茶葉は大きく、不均一。茶葉は全体にやや黄色みがある。
見た目
2021
〈味〉
香ばしくすっきりとした甘み、爽やかでかすかな苦みがあり、非常に飲みやすいどこか懐かしい味わい。
〈色〉
例年同様の火入れを実施しており、透き通った黄金色の水色。
〈香り〉
甘みをおびた香ばしい火香(ひいか)が例年より強く立ち上る。その個性であるどこか懐かしさを感じる香りは同様。
〈見た目〉
一番茶の頭茶からさらに不均一な茶葉を取り除き、全体的に大柄ながら均一性がある。前年同様茶葉はやや黄色みがある。