お茶も農作物である以上、当然年度によってその個性に違いがあります。
狭山茶農家 ささら屋2021年度茶の個性のご紹介の第3弾は、ふくろうがトレードマークの『さくや』の個性をご紹介したいと思います。
今回ご紹介する『さくや』ですが、その内容はここまでにご紹介した「やぶきた」と「さやまかおり」の合組(ブレンド)です。
毎年、この2品種の出来栄えを確認した後、ささら屋では7種類程度の合組(ブレンド)比率で飲み比べ会を開催します。
私たちが『さくや』に求める「甘みがひき立ち、夜寝る前でもリラックスできる味わい」。
その味わいに最も近くなるよう、2種の茶葉のバランスを見極めていくのです。
上記の特徴とお茶単体でも十分に楽しめる味わいを目指す『さくや』。
今年は、「さやまかおり」の独特の香りと「やぶきた」の持つ甘みがうまい具合に混ざり合う、本当に良いバランスに仕上がりました!
昨年は、実は「やぶきた」のあまみ分が今年のものより相対的に弱く、やぶきたの比率を多くしていました。しかし、『のどか』の紹介記事で掲載した通り、今年は「やぶきた」の甘みが去年よりしっかりと出てくれたため、その比率を変更。
結果的に、非常にうまく仕立てあがった『さやまかおり』の個性的な香りをうまく活かすことにも成功しました。
互いの良い所を活かし、少し出すぎる所は打消し、補い合う。
今年の『さくや』は、そんな茶葉それぞれの魅力をうまくバランスできたと自負しています。
元は生産農家であるが故、シングルオリジンでお茶をお届けすることにこだわりを持っているささら屋ですが、『さくや』はある種「ささら屋がお届けしたい味わいを象徴する」お茶になります。
『いぶき』『のどか』と飲み比べてもらうとその違いが鮮明に解ると思いますし、他のお茶同様、今年は例年以上に自信を持ってお届けできる仕上がりとなっておりますので、ぜひとも一度、2021年度の『さくや』をお試しください!
■狭山茶農家 ささら屋 オンラインショップ
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