今年度、狭山茶農家 ささら屋では新たに特上煎茶『はるか』を販売開始しました!
『はるか』は“ふくみどり”という品種の茶葉を萎凋※1して作ったシングルオリジンの煎茶。華やかな香りと個性的な甘みのある、非常に上品なお茶です。
この名前は、『春、一番茶の季節に訪れる華やかな香りのお茶』であることから名づけました。
そんな華やかさが特徴の『はるか』。
『のどか』や『いぶき』は茶葉を摘採した後になるべく早く酵素の働きを止め、荒茶に加工します。しかし、『はるか』は茶葉の摘採後に天日にさらして1時間ほど、そして、熱蒸れしてしまわないように薄く広げて日陰に置いてさらに2~3時間ほど放置します。
ふくみどりはこの萎凋によって、ことさらフルーティーな香りと独特の甘みのある、非常においしいお茶になるのです。
荒茶加工の工程でも、他の品種より葉肉が薄いことから蒸し時間を短くし、中蒸し程度で青殺(さっせい)※2します。その後も丁寧に粗揉、揉捻、中揉、精揉を行います
因みに、『はるか』は“ふくみどり”のという茶葉の品種のシングルオリジンなので、パッケージモチーフには「幸せを呼ぶ青い鳥」であるルリビタキを採用。
消しゴム判子で彫られた、風合いのよい可愛らしいルリビタキと、黄色くて可愛らしいミモザをラベルにあしらっています。
「特上」と言える煎茶を目指して、色々な工夫を凝らして作ったふくみどりの萎凋茶『はるか』。茶葉そのものの香りから他の煎茶との違いを感じて頂けるお茶となっておりますので、日常の中のちょっとしたご褒美に、ぜひとも楽しんでください!!
■オンラインショップ
※1萎凋(いちょう):平たく言うと、茶葉をしおれさせること。品種によって向き不向きはありますが、茶葉自身の持つ酵素の働きを止める前に、適切な管理下で一定時間置いておくことで、少しフルーティーな香りと独特の甘みを持つお茶になります。
※2青殺(さっせい):蒸気の熱で茶葉の酵素の働きを止めること。
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