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執筆者の写真狭山茶農家 ささら屋

おもてなし文化とお茶の密接な関係。おもてなしの心を表すのにお茶が最適な理由とは?

おもてなしの心を表す包みと2杯の日本茶

日本人の精神として深く根付いている「おもてなし」文化とお茶は、昔から密接な関係にあります。普段からお世話になっている方におもてなしをしたいときは、ぜひお茶をお出ししてはいかがでしょうか?

 

今回は、なぜおもてなしの心を表現するのにお茶がふさわしいのか、歴史的な背景なども踏まえてご紹介します。


おもてなしとお茶の密接な関係とは?

茶の湯においてお茶を点てるためにお湯を入れる様子

相手のことを心から考え、相手に喜んでもらうために施す「おもてなし」。日本人の持つ美しい習慣として、世界でも称賛されることの多い文化です。

そんなおもてなし文化の歴史を紐解くと、お茶との密接な関係が浮かび上がってきます。

 

「おもてなし」の2つの語源


そもそも「おもてなし」という言葉は、何を由来にしているのでしょうか。

語源については諸説あるものの、「裏表なし」「以て成す(もってなす)」という2つの言葉から生まれたというのが有力です。

 

1つ目の「裏表なし」は、大切な人を裏表のない心で、誠心誠意お迎えすること。

2つ目の「以て成す」は、相手を気遣う心・思いやる心をもって、相手にその場を楽しんでもらったり喜んでもらったりすることを言います。

 

ニュアンスの違いはあるものの、どちらも相手のことを心から思い、行動でその気持ちを表現する点では共通していますね。

 

「おもてなし」の起源は聖徳太子!?


一説によると「おもてなし」の起源は、飛鳥時代の604年、かの聖徳太子が制定した「十七条の憲法(憲法十七条)にまで遡るといわれています。

これは、政府の役人や各地の豪族などが重んじるべき心得17項目を記した、日本最初の成文法(文章で記された法律のこと)です。

 

その第一条の有名な一節「和を以て尊しと成す」が「以て成す」に変化して、転じて「もてなす」になったという説が唱えられています。


聖徳太子が最初の条文で説いた「お互いの心を大切にして協力することが尊い」という考え方は、まさにおもてなしの原点と言えるでしょう。

 

おもてなし文化を世に広めた茶の湯


起源こそ聖徳太子の時代にまで遡るおもてなしですが、日本特有の文化として定着したのは安土桃山時代のこと。

千利休が大成した「茶の湯」の影響と考えられています。

 

利休は、自らの弟子から受けた「茶の湯で、最も心得ておくべきことは何か?」という質問に対し、7つの心得で答えたといわれています。

これが、茶の湯の原則として、今もなお大切にされている「利休七則」です。

 

【利休七則】

一、茶は服のよきように点て

(茶は、相手の気持ちや状況を考えて点て)

二、炭は湯の沸くように置き

(火加減など準備をしっかり行い)

三、花は野にあるように生け

(花は、咲いていたときの姿を思わせるように生け)

四、夏は涼しく冬暖かに

(相手が心地よく感じられるよう、五感で工夫し)

五、刻限は早めに

(時間に余裕を持って、平常心で)

六、降らずとも傘の用意

(すべての人の心配を想定して備え)

七、相客に心せよ

(その場にいるすべての客人に気遣いなさい)

 

相手のことを一番に考え、相手との一期一会を大切にするという、茶の湯の教えこそが、おもてなし文化の根底にあるといえます。

そういった場でふるまわれるお茶は、まさにおもてなしを体現するものとして、単なる飲み物を超える意味を持ってきたのです。


 

おもてなしにはお茶が最適!と言える理由

南部鉄器の急須で黒の湯呑みに日本茶を注ぐ様子

茶の湯がおもてなし文化に大きな影響を与えたというのは上記のとおりです。この影響は時代を超えて、現代にも引き継がれています。

なぜ現代においても、お茶はおもてなしにもってこいと言えるのか、理由をご紹介しましょう。

 

茶の湯に流れる禅の思想


利休による茶の湯の大成以前、現代につながる飲茶の習慣を日本にもたらしたのは、鎌倉時代の禅僧・栄西(えいさい/ようさい)といわれています。

当時の宋(中国)で修行していた栄西は、現地の禅宗寺院で好まれていた抹茶を日本へ持ち帰ります。

こうして、日本でも禅宗寺院を中心にお茶を飲む習慣が広まっていきました。

 

禅宗においては、坐禅を中心とした厳しい修行により、悟りを開くことを目指しています。眠気を覚まし、感覚を研ぎ澄ます作用があるとされたお茶は、禅宗の修行に欠かせないものとされました。

 

禅宗の影響を色濃く受ける、茶の湯が形作られていくにあたっては、禅の思想にもとづく深い精神性がセットになっていきました。

その世界観や空間を象徴するものこそがお茶であり、古くからお茶は「心を表現するもの」だったのです。

 

お茶を贈り、お茶を淹れる「当たり前のおもてなし」


先ほど紹介した「利休七則」からも分かるとおり、茶の湯において「おもてなし」は、決して特別なことではありません。

むしろ、一期一会で誰に対しても気遣うべきであり、人を招くのであれば「おもてなし」をするのは当たり前とされているのがポイントです。

 

その「当たり前の気遣い」の象徴こそがお茶であり、お茶を淹れるという行為。

つまり、ゲストのことを思いながら、お茶を丁寧に淹れてお出しすること自体が、「おもてなし」そのものなのです。


 

大切なお客様へのおもてなしとして「狭山茶」をお出ししませんか?


皆さんも、大切なお客様がいらした際、せっかくなら本格的なお茶をふるまって、心のこもった「おもてなし」をしてみませんか?

 

おもてなしの心を表すには、我らが「狭山茶」をぜひおすすめさせていただきたく思っています。


狭山茶は、古くから「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」と歌われる、日本三大銘茶の一つ。飲んだ瞬間、口の中に広がる深い甘みとコクのある味わいが、大切なお客様にもきっと喜ばれるはずです。

埼玉県入間市宮寺の狭山茶農家ささら屋におけるお茶の収穫風景

「ささら屋」のお茶は、そんな狭山茶の「発祥の地」と呼ばれる、埼玉県入間市宮寺で丹精込めて作られたもの。

おもてなしにぴったりの4つの魅力を持っています。


  1. 農家直販の本格的なお茶が楽しめる!

  2. 品種別(シングルオリジン)の茶葉が中心なので、お客様に違いを伝えやすい!

  3. トウモロコシ由来で急須のような味わいを引き出せる、ティーバッグも選べる!

  4. さまざまな鳥をモチーフにした、かわいらしいパッケージがおしゃれで話題になる!

 

大切なお客様をおもてなしするおいしいお茶をお探しなら、ぜひ「ささら屋」の狭山茶をお試しください!


 

お茶のおもてなしで大切な方とのご縁を紡いでいきましょう


日本が誇る「おもてなし」文化は、千利休が大成した茶の湯とともに育まれてきました。

目の前の相手のことを心から思って準備し、気持ちを込めてお茶を淹れることこそが、おもてなしの真髄です。


いつでも誰とでも気軽につながれる時代だからこそ、大切な方にはおいしいお茶を淹れて、同じ時間を同じ空間で過ごせる喜びを感じてみてはいかがでしょうか。

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