雨ばかりだった7月、雨のやみ間に何とか進めていた二番茶の収穫、そして、整枝作業も無事に終わりました!長かった今年の梅雨も、ようやく明けましたね…太陽がまぶしい(農作業はちょっと辛くなる笑)季節がやってきました。
さて、そんな長かった梅雨の終盤からこの夏にかけての作業の中心となっているのが、地味ながら、なかなかに大変な「茶園に生えてしまう雑草の除去作業」です。
今年は特に茶園のつる草がひどく、長雨でどこからかタネが流れてきたり、根まで取り切れていなかった去年からの雑草がまた生えてきたりで、降り続く雨もなんのその、畝間はおろか茶樹の間からどんどんどんどん伸びてきています…。
そんな雑草の問題は大きく2つ。
①地中で大きく根を広げて栄養分を奪っていく茶葉の健康な生活の侵害。
②葉を大きく広げ、茶の樹に太陽の光があたりにくくする日照権の侵害。
そう、我々茶農家は、こうした雑草による茶の樹への権利侵害を防止するのも重要な仕事となるのです。
しかし、雑草の厄介なトコロはご存知そのとんでもない生命力。
表面的な茎・葉をいくら落としても、根が残っているとすぐにまた生えてきてしまう。
そのくせ、つる草などでは根っこの長さが数メートルに及ぶこともあり、完全に取り切るのは本当に難しい。ましてや、お茶の樹の間から生えてくるものだから、樹をかき分けて根元から抜きにかかるのも一苦労なわけです。
さらにさらに、植物とはよくできており、大切な根を残すために茎は簡単にちぎれるようにできているのだから厄介至極。引き抜こうにも途中でちぎれて、根が残ってしまうのです。
そんな手ごわい雑草たちですが、定期的にきちんと茶畑から除去し続ければ、少しずつでも確実に雑草をなくしていくことはできるので、そこは私たち農家の頑張りどころ。
強い心で、しっかりと対応していかねばなりません。
しかして、この雑草との戦いに終わりは来るのか…。
太陽の日に焼かれながら、今日も元気に雑草と格闘したいと思います。…とほほ。
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